赤字を救う経営改善もあれば
黒字を加速させる経営改善もあります。
今回のケースは店舗ビジネスで
全国展開、海外進出も視野に入れている
法人さんのケースです。
もともと顧客数は伸びていたのですが
売上は損益分岐点前後で推移。
もともとニーズが高い分野ですので
将来の黒字化は目に見えてますが、
事業成長を加速させたいとのことで
弊社にコンサルティングを依頼されました。
その売上の推移をグラフ化してみました。
–グラフの見方–
青の縦棒=日々の売上
オレンジの線=累計売上
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コンサルティング前は高額商品の
売れ行きが低く、低単価商品が
多く売れていて
「客数はそこそこいるが、儲けにならない」
というイメージで推移していました。
コンサルティング後はご覧いただける通り
1日当たりの売上が増加し、
オレンジの線である累計売上の角度が
急激に右肩上がりになりました。
結果、コンサルティング開始15日経過で
売上2倍のペースとなり、
1か月後には月商3倍となりました。
これくらいの利益があれば
多店舗展開やFC展開も十分可能になってきます。
どのようにすればこのような急激な
売上アップが果たせたかの具体的な施策を
シェアしたいと思います。
【経営改善事例】
1.目標を明確にすること
結局、どうなっていることが理想なのか、
売上、費用、利益のゴールを明確にしました。
※1年後の目標=現状売上の13倍
2.リソースの確認と役割分担
その目標達成のために、どのくらい時間や資金、
労力をかけきれるかを調査し
個々人の目標と責任分担も明確にしました。
※意思決定、管理、運営、マニュアル化などの
担当を割り振りし改善速度が2倍に。
3.ビジネスの仕組み化とスタッフへの研修
商品価値を最大限に提供するための
情報提供の仕方、接客、導線を見直し
スムーズに顧客が購入できる流れを創りました。
※商品購入率 17%→48.5%に改善
結果、次月半分は予約で埋まるほど
予約の取れないお店となりましたが
次の課題としては回転数の改善または
単価の見直しがあげられます。
その他にも多くの改善点がありますが、
なにより経営陣の改革の意欲と行動力が
あってこそ、あらゆる施策の効果が
出た事例です。
ちなみに、今からさらに
経営改善できる余地が大いにあり、
商品単価の見直しやWeb集客戦略など
これからさらに売上を2倍、3倍に
伸ばしていく予定です。
ぜひみなさまのビジネスの
ご参考になれば幸いです。